2007年11月アーカイブ

大理石の階段に鑑識の

土曜の夜、泥棒が入ったと依頼者が語った。 
幸い被害は少なかったが、用心のためにセキュリーティーを導入し、犬を飼うと言う。 
壊された大きな窓ガラスの修理の音が、いつもは静かな部屋の雰囲気を変えていた。 
要件を済ませ玄関に向かう。 
そのとき足元からすくわれ壁が回り天上が見えた。かろうじて両手で身体を支えている。 
あぶない。こんなところで死ぬわけにはいかない。まだしたいことも、やりたいあんなこと、そんなこと、食べたいものもたっぷりある。 
さよならには、はやすぎる。 
仕掛けられた罠は、鑑識の粉だった。 
公安を敵に回したのか、わしは。 
靴を脱ぐ建物の階段に、 
大理石は危険だ。

信号待ちしてたら

後ろからクルマをトンと押された。クルマから降りてバンパーを見るが異常なし。ハンドルにしがみついて謝るふりしてる頼りないボクチャンに教育的指導をとも思ったが、これも当りの兆しかもと「これからはもうぶつけないように気をつけて」の意味の言葉を笑いながら言う。なんて優しいんだ俺って。様子を見てた工事のおじさんも笑ってた。なんて気持ちのいい街でしょうか。

数日後、くるまやさんから電話。何やらシリアスな声で話し始める。 
重量税を二回多めに払っていたのか。オーケー、オーケー、気にしない、これから払うなら困るけど。 
夜、はんこをもって返金をもらいに。 
コンピュータのすることだからね、気にしない。偽装してたわけじゃないから。

サンタにお願いしようかな、俺はこんなにいい子ですから、がんばりますから、 
人々を幸せにする、司法、立法、行政をください。贅沢言いませんから。 
役に立つのを。 
新しいのに取り替えても結構ですから。

今日、信号待ちしてたら、綺麗なお姉さんが手を振ってくれた。 
なーんだ、かみさんの友達じゃないか。 
いや、俺が欲しかったのは、そういうのじゃなくて。

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